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モノポリーにおける実戦とテレビゲームとの違い

モノポリーのテレビゲームにあるようなテレビゲームからモノポリーを始めたという人は少なくないでしょう。
しかし、テレビゲームのモノポリーをクリアしてもボードを使う実戦でも同じように勝てるというわけではありません。
プレイしていても気付くかもしれませんが、テレビゲームのモノポリーは実物のモノポリーの要素の半分程度しか再現していないのです。

例を挙げて説明します。


①手持ち現金を常時把握できない
ほとんどのテレビゲーム(※)においては全員の現金が常時把握できる状態で表示されていますが、実物のモノポリーでは相手の現金を正確に把握するのは困難です。
現金は常にプレーヤー間を行き来しており、また現金は手に握ったり積み重ねて置いたりするので、目測で正確な金額を把握するのは難しいでしょう。
(なお、上級者の中には相手の現金をほぼ正確に把握できる人もいるようです。)


スーパーファミコンの「ザ・モノポリーゲーム2」では一定の条件を満たすと任意でCOMの所持金を隠すことができるようになりますが、「$???」というように何桁の金額を持っているのかということは分かります。


②権利書の交渉価格が流動的
テレビゲームのCOMにはそれぞれに固定した相場のようなものが設定されています。
例えば、公共会社を独占する(させる)交渉においてはCOMによって若干の差がありますが、基本的に一定の金額の範囲内で成立します。
ただし、対人戦ではオレンジ3枚をあえて二束三文で売ったり、逆に1000ドル出しても買えないというように交渉価格は様々な要因で変化します。
「権利書を渡して最初に独占させる見返りに残りの手持ち権利書を全部受け取る」といった大型交渉があるのも対人戦ならではです。


③救済交渉が多い
後述のトップ潰しと関連しますが、自分だけでなく他のプレーヤーとの協力が必要な場合もあるので、相手の家が崩れそうな場面でも家をある程度残したり、崩させないといった救済交渉もあります。
ゲームに熟練したプレーヤーだと自分から第三者に救済交渉を提示する場合もあります。


④トップ潰しの有無
テレビゲームのモノポリーにおけるプレーヤーの敗北原因のひとつとして対人戦ではほぼ成立するであろうトップ潰しの交渉がCOM相手には成立しないというものがあります。
基本的にCOMは自分の都合しか考えませんのでトップに対して積極的に攻撃しようという行動はしません。
モノポリーにおいてトップ潰しの有無はゲーム展開を左右する重要な要素のひとつですが、さすがにCOMにそこまで考えさせるのは無理なようです。


⑤考慮時間が限られている
COM相手のテレビゲームではプレイを止めて長考することが可能ですが、対人戦ではプレイ時間が限られているため長考ができません。
このため常に交渉内容を考えておかなければなりません。
これもある程度の対人戦の経験が必要となります。


⑥対COM用の戦術が通用しない
COM相手では権利書を高値で売りつけたり、交渉価格を少しずつ上げ下げする方法が通用しますが、当然ながら対人戦においては自分が一方的に得をしようと思っていても通用しません。