つぶやきに勝手に答えてみる(18)

 

すでに2010年に横浜版モノポリーが発売されています。
みなとみらい周辺ゾーンはライトパープルのエリア、赤レンガ倉庫はスタンダード版のホテルに相当、山下公園はイエローの権利書として登場しています。

yokohamamonopoly.jp

 

 

今年の8月にイギリスのロンドンにモノポリーの体験型施設がオープンしています。
「等身大のモノポリー」がテーマで、来場者は4つのエリアから1つのエリアに入場することができるようです。
他の参加者のチームと競う要素もあるようです。

www.monopolylifesized.com

 

twitter.com

 

これは今年発売されたひたすらゲーム時間を長くすることを目的とした「MONOPOLY LONGEST GAME EVER」です。
マスが96マス、サイコロは1個、破産は脱落にならず1人が全ての権利書を独占するまで終わらないという途方もないルールです。
もはやジョークグッズの域に達しています。

これと対極的なものとして日本でも発売されている「MONOPOLY SPEED」があり、こちらはその名前の通り10分程度で終わるルールとなっています。

 

交渉をして独占し家を建てるということをしなければいつまでたっても終わりません。
終わらない原因の筆頭に挙げられるのは交渉をするタイミングが遅すぎたことで場に現金があふれ、もはやホテルでも相手を一発で破産させることができない状況にまで達しているといったものです。

 

ゾロ目中に家の建設はできません。
ゾロ目中の交渉については他のプレーヤーへのレンタル料の支払いまたはカードや税金で銀行に支払う現金が手持ちだけでは足りないときに限って認められます。

 

家の建て方が間違っています。

 

刑務所を含む四隅のマスについては他のボードと同様にスタンダード版に準拠するものとなっています。

 

すでにダークブルーに家が建っていますのでそのままにしておけばジリ貧です。
手持ちはライトブルーと鉄道1枚ですので厳しいですが、ライトブルーを誰かに揃えさせて鉄道や権利書をもらうといったことはできるかもしれません。

 

鉄道自力独占でも得られるレンタル料は最大で400ドルですので、もし誰かが400ドルを全く支払えない状況であっても救済をすることで鉄道に対抗することは十分可能です。

 

 

右のダークブルーの地名がメイフェアであることからこれはイギリス版のボードです。このサイコロについては通常付属する白いサイコロではないため正式な付属品ではないでしょう。
パッケージはワディントン社がイギリス連邦加盟国で販売していたものと構図は同じですが、絵柄が古いため最初期に発売されたものと思われます。
時期的には40年近く前のものになるのではないでしょうか。

 

抵当に入っていない権利書を1ドルで売却するのは明らかに一方が得をするような交渉にあたるため不可能です。

 

 

各権利書には止まりやすいとか家の建設費が安いといった額面金額以外の価値もあるため、それを知っている人であれば高い権利書と相手の安い権利書との等価交換であっても目減りした資産以上のものを得ることもできます。
自分から他のプレーヤー同士の独占交渉を促進させるような権利書と相手の持つ権利書を交換するといった一見悪手のような交渉であっても、その権利書を持っていたことで他のプレーヤーの経営が傾いた際に自分も遅れて独占できたという例もあります。

 

 

帯に書かれている「モノポリー世界選手権(50周年記念大会)」とは1985年の第7回大会のことです。
帯には「昭和60年9月21日~25日 於ニューヨーク」と書かれていますが、実際は9月23日から25日にアトランティックシティで行われました。