抵当解除

・抵当を解除する理由
抵当を解除する理由は大きく分けて3つあります。


1.家を建てるため
抵当に入ったままでは家の建設は不可能であるからです。


2.レンタル料収入を得るため
抵当に入ったままではレンタル料の徴収は不可能です。また、手数料の支払い額を上回る利益が期待できるためです。
例えば、あらかじめ相手が止まる可能性の高い場所の抵当を解除しておくことでレンタル料を払わせるなどです。


3.交渉材料として
「磨く」と呼ばれる行為で、権利書移動時に交渉相手に抵当解除の負担をかけさせないため自腹で抵当を解除しておくことです。



・抵当入りの権利書は入手時に即解除すべきか?
抵当に入った権利書を入手したときは権利書の額面価格の10%を銀行に払わなければなりません。
その際、同時に抵当を解除することもできます。
ここで抵当を解除しなかった場合、後で抵当を解除する際に再び権利書の額面の10%を銀行に支払わなければならず、いわゆる「手数料の二重支払い」が起こります。二重支払いの総額は1枚につき12〜80ドルです。
二重支払いを避けるためには入手時に即解除すべきですが、手持ち資金が底をつくまで抵当を解除しておきながら、直後のレンタル料の支払いで再度抵当に入れるのは本末転倒です。


なお、1か所の土地のレンタル料収入1回から手数料支払いを引いて黒字になるのは平地の場合ではボードウォーク・鉄道・電力会社または水道会社(サイコロの出目3以上)で、独占時ではバルティック通り以上の土地です。
このことから、家の建設や転売目的以外でダークパープルの抵当を解除するのは費用対効果から見て得策ではありません。
一度抵当に入れたダークパープルは家を建てるつもりがなければ抵当から解除する必要は無いでしょう。



・抵当を解除する基準
①現金に余裕がある場合
レンタル料収入を得る機会を増やすためです。


②手持ち現金が少なく、数巡のうちにに止まる可能性が高いプレーヤーがいる
相手の土地を抵当に入れさせることで相手のレンタル料を得る機会を減らすため。
この場合は現金に余裕がなくても即解除したほうがよいでしょう。
鉄道や公共会社を持っているプレーヤーにとってはそれらを抵当に入れることは収入の機会を減らすこととなります。(せんべい作戦などで対処可能ではありますが)
また、手持ち資金のほとんどを家の建設に使ったプレーヤーにとってはわずかな出費でも家を崩さなければならないからです。