権利書7色からの展開と対策

ごくまれにゲーム開始から順調に権利書が買い続けられるということがあります。
権利書を多く持つということはそれだけ交渉手段が増え、他のプレーヤーに対して有利に立つことができます。
また、そのままでもレンタル料で現金を徐々に増やしていくことができますが、それが通用するのは時間制限なしの場合であって、モノポリー勝ちが求められる大会などではそこから早く独占することが必要です。



●展開
権利書7色を持っているということは当然ながら手持ちの現金はそれに使ってしまっているということです。
序盤(数周程度)でダークパープル以外の権利書を1色ずつ定価で買ったとすると、手元には現金がほとんど残っていないか、また何らかの権利書が抵当に入っていると思われます。

ここから独占しようとした場合、手持ちの権利書を数枚出すことが前提となります。
また、現金がないので家を建てる場合は手持ちの権利書を抵当に入れるか権利書を売却しなければなりません。

・抵当に入れた場合
手持ちの権利書を全て抵当に入れてようやく家が数軒建てられるといった状態です。
ここで全力で家を建てるのも有効ですが、負債を抱えた場合は権利書が二束三文で買い取られるか家を売るかの二択となります。

・権利書を売却する場合
抵当に入れた場合と同様ですが、抵当に入れるより多くの現金が得られます。
ただし、権利書を全て売却した場合、負債を抱えたときに取る行動が家の売却以外ありません。
家を建てるタイミングを間違えないようにしましょう。

・他のプレーヤーによる反撃
また、後述しますが、7色の権利書を持っていても、他のプレーヤーが協力して残りの1か所を誰かに独占させた場合、そのプレーヤーに対抗するため、権利書を揃えざるをえないことがあります。


●対策
・残り1か所からの反撃
7色を持っているプレーヤーから権利書を出させるためにはそのプレーヤーを独占に向かわせることが必要です。
例えば、7色持ちのプレーヤーがいる手前のカラーグループの位置を揃えられそうな場合、他のプレーヤー間で協力し独占させて家が建つようにします。
ただし、独占させるプレーヤーには権利書を残さないあるいは1枚残しといった条件を課すことも必要です。(独走防止)
ここから止まる止まらざるにせよ、7色持ちのプレーヤーはこのプレーヤーに対抗するため交渉に打って出ます。
基本的に互いの目の前に家が建つような条件でなければ交渉は成立するはずです。


・例 【Aの7色にB、C、Dで対抗】

駒位置 A・・・カラーグループXの手前

1.
A 7色
B Xの権利書、その他権利書数枚
C Xの権利書、その他権利書
D Xの権利書、その他権利書

2.
A 7色
B X(独占)・・・家数軒
C その他権利書数枚
D その他権利書数枚

3.
A 4色
B X(独占)・・・家数軒
C 3色、その他
D その他権利書数枚


3については現金での売買、権利書数枚の交換などさまざまな方法があります。
また、一度の交渉でAが独占できる場合とできない場合があります。
なお、交渉せざるをえない状況とはいえ権利書を多く持つAがいくぶん有利です。