『モノポリーコンパニオン』の著者によるモノポリーで勝つための4つのこつ

まずはこちらの動画をご覧下さい。

!!TIPS FOR WINNING MONOPOLY FROM THE WORLD'S FOREMOST EXPERT!!


動画に登場したPhllip Orbanes氏はアメリカのゲームデザイナー・作家です。
モノポリーのガイドブック『モノポリーコンパニオン』の著者として知られており、また長年にわたってモノポリーの全米選手権や世界選手権の審判長を務めています。


動画内で彼が言った勝つための4つのこつとは以下のとおりです。
①何でも買う
②序盤に刑務所に入った場合、すぐに出る
③オレンジ、レッド、イエローを買う
④レンタル料の最大化


彼の発言をもとにこれら4つの解説をします。
①何でも買う
手に入れた権利書は交渉材料として使えるからです。
②序盤に刑務所に入った場合、すぐに出る
刑務所に入って次の順番ですぐに出ることでオレンジからイエローまでの土地を買える機会が他のプレーヤーよりも早く巡ってくるためです。
もちろん、ゲーム終盤は刑務所から出るべきではありません。
③オレンジ、レッド、イエローを買う
止まる確率の高さ、徴収できるレンタル料の高さなどが主な理由です。
④レンタル料の最大化
当面は家3軒ずつを目指して建て、家3軒のレンタル料を得たところで一気にホテルまで増築すべきでしょう。


ただ、私個人としては①と④はあまり同意できません。以下で理由を述べます。


極端な例ですが、現金を300ドル持っていてグリーンの権利書を買うか買わないかの決断をしたあとで、別に300ドルの支払いがあった場合、権利書を買っていなければ現金で支払えますが、権利書を買っていた場合は半額の150ドルは抵当で現金化することができますが、残りの150ドルを支払うためにはさらに他の権利書を抵当に入れたり売却したりしなければなりません。
このように総合的に見た場合、無理して権利書を買ったことで収入を得られなくなるという結果もあります。



これは全てのカラーグループに当てはまることではありません。
確かにグリーンやダークブルーの攻撃力は脅威ですが、グリーンは家3軒ずつ建てるまでに必要な建設費が高すぎること、ダークブルーは止まる確率の低さが難点です。
このため、グリーンやダークブルーで家3軒の収入を得たところで止まる確率の高いオレンジやレッドに経営転換するという方法もあります。
オレンジやレッドのホテルであればグリーンやダークブルーの家3軒並みのレンタル料を得ることができます。