カラーグループ観

今回はリクエストにお答えして、私の個人的なカラーグループ観についてまとめました。


・ダークパープル(ブラウン)
土地の価格はそれぞれ60ドルとモノポリーで最も安価な土地です。
止まる可能性は全カラーグループ中で最も低い24%です。
ホテルのレンタル料は250、450ドル。
しかし、一撃で仮破産や破産に追い込む攻撃力がないため長期戦になるほど不利になります。
このため、揃えても即座に家を建てないという考えもあります。

(家の目安)
家4軒ずつもしくはホテル以外に選択肢はないといってよいでしょう。それ以外はほとんど勝負になりません。

(主な活用方法)
家止め用。
破産が目前のプレーヤーに土地+現金で権利書交換をもちかける。
2か所目の土地を手に入れた場合、ダークパープル(ブラウン)をまだ独占していないプレーヤーに売却して家の建築資金にするのもよいでしょう。


・ライトブルー
GOから6・8・9の場所にあるため序盤の段階で出揃うことの多い土地です。
ホテルのレンタル料は550、600ドル。
最大の敵は刑務所です。レンタル料が得られなくなるとジリ貧になりやすいです。

(家の目安)
先に家を建てることができる場合はホテル、家が残り少なくなってきた場合は家4軒ずつで様子を見ます。
家4軒ずつにするときは修理費で最大480ドルの出費があるため、修理費のカードが出ているかどうか注意する必要があります。

(主な活用方法)
家止め用。
経営に失敗した場合、鉄道などと交換して再起を図ります。
2か所目の土地を揃えた場合、ライトブルーを独占できないプレーヤーに売却して家の建築資金にするのもよいでしょう。


・ライトパープル
GOから11〜14マスの位置、チャンスカードでの移動などまずまずの条件であるものの、オレンジには及びません。また、投資効率から見るとライトブルーに劣ります。
ホテルのレンタル料は750、900ドル。

(家の目安)
最低9軒でスタートしたいです。家6~7軒はある程度客がいるという保証があればいいのでしょうが、ライトブルーの家12軒やホテルに劣ります。家3軒のレンタル料は450、500と若干攻撃力不足なので家4軒、ホテルに向けて増築を重ねましょう。
「セントチャールズプレースへ進む」のカードの行方はあまり気にしなくてよいでしょう。

(主な活用方法)
あまり有効なカラーグループではないため、経営に失敗した場合は再起を図にくいところがあります。追加経営の材料として差し出すといったところでしょうか。
経営に成功した場合、権利書交換でオレンジ・レッド・イエローなど上位のカラーグループの経営に移行しましょう。


・オレンジ
カラーグループの中で屈指の止まる確率の高さ、刑務所から6・8・9の絶好の位置、家の建設費100ドルなど総合的に見て最強のカラーグループです。
そのために警戒されやすく、高値で取引されることの多い権利書です。
ホテルのレンタル料は950、1000ドル。

(家の目安)
刑務所付近に他のプレーヤーが数人いるならば5軒からでもやれないことはないです。
頃合を見て一気に家9軒→ホテル3軒としたいです。

(主な活用方法)
経営に失敗しても、鉄道やライトブルー、ダークブルーなどと交換して再起を図ります。
また、オレンジは優良な権利書なので逆に他のプレーヤーに好条件の交渉を提案されることもあるでしょう。


・レッド
オレンジに次ぐ止まる確率の高さ、刑務所からほぼ2投で来る位置、チャンスカードでの移動など好条件が揃っています。
ホテルのレンタル料は1050、1100ドル。

(家の目安)
4~5軒スタート。状況次第で8〜9軒に増築。

(主な活用方法)
家4軒を維持できる見通しが建たない場合は抵当に入れる前に早々に見切りをつけ、金余りのプレーヤーと権利書交換をしましょう。
レッド以降は全て抵当に入った状態で引き受けてくれることはほとんど無いです。


・イエロー
レッドより若干高めの土地ですが、その分レンタル料はレッドよりも若干高いカラーグループです。
オレンジと比較して位置的なリスクが少ないので比較的まとまりやすいです。
イエローを先行させて他の色で追撃という構図は少人数戦ではよく見られます。
ホテルのレンタル料は1150、1200。


(家の目安)
4~5軒。状況次第で8〜9軒に増築。

(主な活用方法)
家4軒を維持できる見通しが建たない場合は抵当に入れる前に早々に見切りをつけ、金余りのプレーヤーと権利書交換をしましょう。


・グリーン
3枚の定価が920ドル、家の建設費が200ドルと高額で、カラーグループの中で最も経営しにくい権利書であるため競売にかけられやすいです。
2枚目までの落札価格はおよそ230〜300ドル程度です。
用途は抵当に入れてレンタル料の支払いや家建設のための資金源として使われることが多いです。
レンタル料は26、28ドルと他の土地と比較して高めなので権利書が全く買えていないプレーヤーは競売で購入し、当面の間支払うレンタル料を回収できるようにしておきたいです。
また、位置的にグリーンからダークブルーには止まりやすいのでグリーンを購入してさらにダークブルーに止まるということがあります。散財にならないように注意しましょう。

(家の目安)
4軒以下なら建てるべきではありません。また家3軒ずつでオレンジのホテルとほぼ同じ(900、1000)なので、これ以上の増築をするならば止まる確率の高いところへ経営転換をしたほうがいいでしょう。
ホテルのレンタル料は1275、1400。

(主な活用方法)
破産した相手などから3枚揃ったグリーンを手に入れた場合は、他の端切れの権利書を抵当に入れてでもグリーンの抵当を戻したほうがよいでしょう。
平地攻めと呼ばれるこの戦法は現金をほとんどもたないプレーヤーに対して有効です。
なお、グリーンは相当に扱いづらいため、経営に失敗した場合の再起の方法はまずないといってよいでしょう。


・ダークブルー
最も高額なレンタル料を得ることができるカラーグループです。
その反面止まる確率は低く、ここを経営するプレーヤーは高額のレンタル料を得ることなく終わるか、高額のレンタル料を手にして圧勝するかの二つに一つです。
また、チャンスカードの「ボードウォークへ進む」があるため、カードが出ていないときの交渉は慎重に行う必要があります。
ホテルのレンタル料は1500、2000。

(家の目安)
最序盤なら2軒で始めても十分です。グリーンと同じく家は3軒ずつまででよく、それ以降は経営転換を視野に入れるべきです。

(主な活用方法)
経営に失敗した場合は速やかに権利書交換をすべきです。


・電力・水道
一番最初に揃いやすい権利書で序盤の花形です。人数が多いときに効果を発揮します。少人数戦では基本的に不要です。
止まる確率は34%と低いものの、揃ったところに止まれば平均70ドルの収入が期待できます。
チャンスカードの移動による収入は期待してはいけません。

(主な活用方法)
最初に揃えるときは現金で購入、揃えさせるときは権利書と交換がいいでしょう。
中盤以降は交渉材料として取引されることが多いです。


・鉄道
電力・水道と同様に購入すれば投資なしで収入を得ることができます。これも人数が多いときに効果を発揮します。
鉄道の入手方法としては購入と権利書交換の2種類があります。鉄道の独占はこれを併用することが多いです。
「次の鉄道へ進む」のカードが何枚出ているかが価格に影響を与えます。
カードが2枚とも出ておらず、かつ4枚目の鉄道が揃う場合は取引価格や対価として出す権利書は相当に高いものになることを覚悟しなければならないでしょう。

(主な活用方法)
鉄道のみで勝つことは難しいので経営転換をすることが必要です。
経営に失敗したプレーヤーや破産したプレーヤーが出た場合は積極的に救済に乗り出すべきです。