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コンピューターはモノポリーで人間に勝つことができるか

今月の14〜16日にかけてアメリカのクイズ番組でIBMのスーパーコンピューター「ワトソン」とクイズ王2人による対戦の模様が放送されます。

人工知能スパコン、クイズ王2人と対戦へ 米IBM開発(asahi.com)
http://www.asahi.com/science/update/0114/TKY201101140220.html
チェス、将棋に続け! 今度は「クイズ」に挑戦するスーパーコンピュータが登場(ITmedia)
http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/1101/19/news071.html
スパコン、クイズ王に挑む(アスパラクラブ)
https://aspara.asahi.com/blog/science/entry/YpHH2tvlnK


クイズにおいては単独で人間と勝負ができる人工知能が現れたわけですが、モノポリーにおいてはそれは当分実現しそうにないと思います。
理由としては状況の把握や交渉をコンピューターができるのかという問題があります。


私はモノポリーで勝てるコンピューターは以下の条件が必要だと考えます。


1.全員の現金の額を常時把握
2.チャンス、共同基金のカードを全て把握
3.確率に基づいた行動
4.合理的な交渉
5.状況に応じて戦略を変化させることができる
6.各種戦術の使用


現状のテレビゲームのレベルでは1〜2は可能ですが、3〜6になると厳しいものがあります。それはCOMの思考パターンが固定されているからです。(※)
特に交渉は相手や全体の状況を見た上で行うので、一方的な条件の提示や機械的な価値の算出だけでは交渉を成立させることは難しいです。
また、トップ潰しや経営転換のようなテクニックがなければやはり勝つことは厳しいと思います。



(※)参考:テレビゲームのCOMの思考パターンの一例
●ザ・モノポリーゲーム2(SFC)
・特定の権利書に高い評価をする
※これはCOMのキャラクター付けのようなもので評価される要因になっています。
・人間のプレーヤー(特に1人プレイの場合)を狙って家を建てる

●DXモノポリー(PS)
・負債を抱えると手持ちの権利書を高値で売却する
・独占している相手からでも権利書を高値で買うCOMがいるため、ノーガード戦法を取るCOMが独走しやすい
・基本的にCOMは家を建て始めると一定数の家を建てるまで(家3軒オール〜ホテル3軒)一切の交渉に応じない

●EXモノポリーGBA
・オレンジに家が建っているのにCOMは刑務所に入ってすぐに出る
・COMが資産を使い果たして強引に独占を図る