2023年11月のモノポリー界の出来事

モノポリー日本選手権九州地区大会開催
12日に開催されました。

 

マクドナルドのハッピーセットに6年ぶりにモノポリージュニアが登場
おもちゃは3種類の中からランダムで配布されていましたが、モノポリージュニアは他の2つ(はぁって言うゲーム、トランプ)よりも若干サイズが大きくて重かったため、確実ではありませんが開封前に見分けやすくすることはできたようです。

 

モノポリー日本選手権近畿地区特別大会開催
26日に開催されました。

マクドナルドのハッピーセットに6年ぶりにモノポリージュニアが登場

ハッピーセットマクドナルドオリジナルの人生ゲーム、はぁって言うゲーム、モノポリーなどのパーティーゲームや「たべっ子どうぶつ」のおもちゃが登場!11月17日(金)からスタート!(電撃ホビーネット)

hobby.dengeki.com

www.mcdonalds.co.jp


マクドナルドで11月17日(金)から発売されるハッピーセットのおまけにパーティゲームがついてきます。(数量限定・おもちゃは選択できません。)
なお、24日から30日まで発売されるハッピーセットのおまけの一つはモノポリーマクドナルドオリジナルバージョンです。

www.youtube.com

上記の動画によるとこのモノポリーは一般的なモノポリーではなく、「モノポリージュニア」をベースとしてさらに簡略化したものとなっています。

mpb.hatenablog.com

 

モノポリージュニアとの違いは以下の通りです。
・サイコロの代わりに数字の書かれたルーレットを回す
・権利書のカードがない(代わりに権利書の所有を示す目印を使用)
・家およびホテルの建設がない(レンタル料は固定)
・チャンスはカードを引くのではなく改めて回したルーレットの出目によって決まる

 

前回のボードとの違いは進行に使う用具がコマ(独楽)からルーレットになったこと、盤面のデザインの変更などです。

モノポリーのタイトル独占の可能性について

本日、将棋の藤井聡太竜王・名人が史上初の八冠独占を達成したというニュースがありました。

この八冠独占を無理矢理日本のモノポリーに当てはめてみるとするならば、その年の日本モノポリー協会主催の大会で全て優勝するといったことになるでしょうか。
現在、日本モノポリー協会が主催する大会は単発の特別大会を除くと、名人戦、会長杯、日本選手権の3つがあります。

まずは各タイトルを紹介します。

 

名人戦(個人戦)
1988年に第1回が開催された大会で、3つのタイトルの中では最も古いです。
他の2つのタイトルと異なり、権利書の事前配布がないためモノポリー本来のルールでプレイできる大会でもあります。
この大会は3人1組でチームを組む(メンバーがいなければ即席で組まれます)のが最大の特徴であり、メンバー1人ずつの総合成績による団体戦の部門と個人成績による個人戦の部門があり、個人戦の優勝者は日本選手権の全国大会の出場権が与えられます。

名人戦はまず3ゲーム行い、その成績上位3名と全出場者の投票で選出されるベストプレーヤー3名で決勝戦を行います。
勝戦は6人制で制限時間は90分(時間切れの場合は総資産が最も多い人が優勝)、抵当権利書の移動時の手数料はありません。

それまでのゲームの成績が悪くても他のプレーヤーに評価されれば決勝戦に進出できる可能性があるという特別な大会です。

●会長杯
1994年に第1回が開催された大会です。

会長杯は全3ゲームで、2ゲームまでの成績上位者4名で決勝戦を行います。
勝戦は4人制、制限時間は原則75分(最大90分まで)、権利書2枚事前無償配布制(誰かがGOマスに止まった時点で交渉解禁)、抵当の権利書移動時の手数料はありません。

権利書2枚事前無償配布制であるため有償配布制よりも場の現金が多く、序盤から積極的なプレイが展開されやすい状況となっています。

●日本選手権
公式なタイトルとしては1991年に第1回が行われたモノポリーの全国大会です。
各地区で開催される地区大会の成績優秀者、特別大会の優勝者、名人戦および会長杯の優勝者、永久シード者、前回チャンピオンなどによって争われます。

日本選手権は予選3ゲーム、予選の成績上位者4名で行う決勝戦1ゲームで構成されています。
制限時間は予選75分・決勝戦は90分程度、権利書2枚事前有償配布制(誰かがGOマスに止まった時点で交渉解禁)、抵当の権利書移動時の手数料はありません。

地区大会もほぼ同様のルール(権利書2枚事前無償配布制を採用することもあります)であり、勝ち進むためにはこのルールでの戦い方にどれだけ対応できるかが重要となります。

 

○三冠独占について
過去の記録を調べてみましたが、これら3つのタイトル全てを同時に保持した人はいませんでした。(年間二冠達成者は2名、通算で全タイトルの獲得経験者は2名)
なお、日本選手権の優勝者であっても他のタイトル獲得経験がないという人が少なくありませんでした。
この理由としては、日本選手権で優勝した場合は次回大会のシード権があること、地区大会での上位入賞や名人戦もしくは会長杯で優勝すれば日本選手権出場が決まるため、後に開催される大会に出場する必要性がないからです。

それでも今後年間三冠を狙う人がいてもおかしくはありませんが、年間三冠達成の難しさは上記のように名人戦と会長杯の両方で優勝したうえで日本選手権でも優勝しなければならないことにあります。
また、同じモノポリーの大会であってもルールが異なるため、これら3つのルールで勝ち進むことは相当困難だと思われます。

モノポリーの映画化再始動

jp.ign.com



2019年1月に『「モノポリー」実写映画化版 主演の出演交渉中』という記事を書いて以降、モノポリーの映画化については動向がありませんでしたが、ようやく動きがありました。

IGNジャパンの記事によると、アメリカの映画制作および配給会社のライオンズゲートがハズブロの子会社であるエンターテインメント・ワンの映画・テレビ事業を約5億ドルで買収したことでハズブロボードゲーム映画化の権利を獲得しています。


現時点ではこれ以上の情報はありませんが、近いうちに何らかの発表が行われることを期待します。


●これまでのモノポリーの映画化のまとめ
・2010年
4月:モノポリーの映画化が明らかにされる。この時点での製作はユニバーサル・ピクチャーズ、監督がリドリー・スコット、脚本はパメラ・ペトラー。
このときは2012年または2013年の製作開始を目指していた。

・2011年
8月:ユニバーサル・ピクチャーズモノポリーの映画化を断念。今後はリドリー・スコットのプロダクションとハズブロ社による製作に。
9月:リドリー・スコットモノポリーの映画の脚本に映画『エド・ウッド』のスコット・アレクサンダーとラリー・カラゼウスキーを起用すると報じられる。

・2012年
2月:ユニバーサル・ピクチャーズハズブロ社との契約を解除。
10月:ハズブロ社はEmmet/Furla Filmsとモノポリーを含め他2つの玩具の映画化の契約を結ぶ。

・2015年
1月:Emmet/Furla Filmsのプロデューサーがインタビューで今年の夏に撮影を開始すること、監督とキャストは今年2月の初めに発表すると発言したが2月を過ぎても監督とキャストは発表されなかった。
7月:モノポリーの脚本がアンドリュー・ニコルに決定。製作会社はEmmet/Furla Filmsからライオンズゲートに変更。

・2019年
1月:映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』などに出演したケヴィン・ハートが主演として出演交渉中であること、映画『ファンタスティック・フォー』などの監督を務めたティム・ストーリーも交渉中であると報じられる。

・2023年
8月:ライオンズゲートがハズブロの子会社であるエンターテインメント・ワンの映画・テレビ事業を買収し、ハズブロボードゲーム映画化の権利を獲得。