将棋棋士とモノポリー

将棋とモノポリーといえばあまり接点のないように思われますが、1989年頃から一時期棋士の間でモノポリーが流行したことがあったそうです。


『世界チャンピオンが教えるモノポリー』に掲載されている島朗さんの記事には当時よくテーブルを囲んだ棋士として谷川浩司さん、森雞二さん、田中寅彦さん、羽生善治さんらの名前を挙げています。

 

このモノポリーの流行は一時的なものかと思われましたが、下で紹介した動画内でのお話によるとメンバーが変わって現在もプレイされているようです。

 

・今年の王将戦第6局2日目の動画です。解説は森内俊之さん、聞き手は室谷由紀さんです。

 

(説明)
●大会で1桁の順位に入った(0:58)・・・島さんが出場した1989年のモノポリー名人戦(JAGA主催)のこと。1ゲーム目と2ゲーム目で1位を取った島さんは3ゲーム目で3位以内に入れば決勝戦進出だったものの、真っ先に破産してしまい惜しくも決勝進出を逃しています。
ポケモンの会社の偉い方(1:15)・・・株式会社ポケモン代表取締役社長の石原恒和さん。1990年のモノポリー名人戦(黒帯)では2位。

 

森内さんがモノポリーを一緒にする人として名前を挙げたのは島さんと石原さんで、関西でモノポリーをしている人として室谷さんが名前を挙げたのは稲葉陽さんと豊島将之さんです。
モノポリーは粘り強い関西将棋とは相性がよいそうで、関西の若手の棋士奨励会員にモノポリー好きが多いといわれています。