大会のポイントシステム

・順位ポイント制
ローカル大会や後述する世界選手権の予選ラウンドで導入されている形式。かつては日本選手権の地区大会でも用いられていました。
途中で破産してもゲームの順位に応じてポイントが与えられるため、1つでも上の順位を目指すことが重要視されます。
モノポリー勝ちには順位ポイントとは別にポイントが加算されることが多いです。
ローカル大会では順位ポイントの他に勝利ポイントなどが導入されたり、成績上位者で最終戦に決勝卓を設ける場合もあります。
順位がポイントになるため、救済可能ではあるがあえて救済せずに破産させるというプレーヤーもいます(破産して人数が減ったほうが得になると考えるため)。


モノポリー勝ち重視型
現在のモノポリー日本選手権地区大会で導入されている方式です。
制限時間内にモノポリー勝ちをすれば10000ポイント獲得できるが、時間切れの場合は残り資産に応じたポイント(上限は6000ポイント)しか獲得できません。
また、最終ゲームはモノポリー勝ちが通常のポイントより高く(通常15000ポイント)、時間切れの場合は低く設定(上限4000ポイント)されているため、プレイスタイルとしてはモノポリー勝ちを狙った一発狙いが多く見られます。
このため、最終ゲーム前まで連勝していても、ポイントの高い最終ゲームを落とせば上位入賞は厳しいです。


確実に上位入賞するためには最終ゲーム前までに破産することは許されず、また生き残って順位を上げることがあまり意味を持たないシステムなので、初戦で破産したプレーヤーのモチベーションを下げるという弊害もあります。


モノポリー勝ち以外は意味がないので、トップ追撃のため下位は連合する必要があります。
ただし、連合同士の高額の負債において、家を崩させるか権利書で相殺するかは状況によるため、あっさりと連合を解消(相殺の申し出を断る)することもあります。


・世界選手権の予選ラウンド
世界選手権の予選ラウンドは順位ポイント制ではありますが、日本のものとは異なり、残り人数に応じて獲得できるポイントが変化するものとなっています。
また、破産したプレーヤーはポイントを獲得できません。
このため、予選を通過するためにはモノポリー勝ちをすることが重要視されます。