1位の可能性がなくなったときのプレイング

モノポリーでは不幸にも1位の可能性が失われ自暴自棄になりそうな場面が出てきますが、日本モノポリー協会のルールでは意図的に破産する行為や抵当に入っていない権利書を定価以下の価格で売買するなどの敗退行為を禁止しています。
では、そういった場合にはどのようなプレイングを心がければよいのでしょうか。
いくつか例を挙げて説明します。


モノポリー勝ち推奨ゲームの場合
現在の地区大会で主流となっている、全員破産させるとそのゲームの勝者だけが一定のポイントを獲得できるルールです。
時間切れで終了した場合は残り資産の額をそのままポイントとして加算します(上限あり)。
このため、順位には意味がありません。
1位の可能性がなくなったときは他のプレーヤーと協力しつつトップを叩くか、ゼロ救済など使える手段を駆使しつつサイコロ運で終了まで破産を回避し続けるしかありません。


●順位ポイント制のゲームの場合
単純に破産した順→終了時の残り資産の額の多さで順位を決める場合と、終了時まで残ったプレーヤーの中から資産の多さで順位を決める場合があります。
最近の日本の地区大会ではこのルールが採用されることはほとんどありませんが、世界選手権などは後者のルールを採用しています。
前者は破産する順番を遅らせるために他のプレーヤーにとって不利益でも当面の破産を回避する交渉が有効な場合がありますが、後者は終了時までに破産すると意味がありません。


●決勝戦
2位以下の順位には意味がありませんので、他のプレーヤーと協力してトップを叩くことが必須です。
完全に勝ち目がなくなっても破産を回避するという姿勢は崩してはいけません。