チャンスと共同基金における現金増減の期待値

モノポリーにおける収入としては、GOマスの200ドル・レンタル料収入・権利書売却の利益の他に、チャンス・共同基金による現金収入があります。
それぞれのカードは16枚ずつあり、何が出るかは(1/16-x)の確率で表されます。


下記の表はカードが1枚も引かれていない状態での期待値です。
f:id:monopo:20100913114000j:image
f:id:monopo:20100913113959j:image


表注:
①ゲームは5人で行うものとします。
②釈放券は50ドル相当の収入、「刑務所に入る」カードは50ドルの支出としてとして換算します。
③権利書のマスに移動するカードおよび「3マス戻る」のカードは現金増減の対象外とします。
④修理費による支払いは0ドルとします。


表にあるとおり、チャンスの期待値は+11.6、共同基金の期待値はスタンダード版で+43.8、ワールドエディション以降で+40.3となりました。
このことから、チャンスよりも共同基金のほうが期待値が大きいことが分かります。
チャンスでは現金収入はさほど期待できませんが、共同基金では一周で支払う平地のレンタル料分を払える程度の収入が期待できます。
とはいえ、期待値は50以下を示しているのでカードによる収入はあくまで臨時収入程度として考えておき、過剰な期待はしないほうがよいでしょう。