チャンスカードと共同基金には1枚ずつ「修理費」のカードがあります。
このカードは家を建てるほど引いたときの損失が大きくなる危険なカードです。
表1はカラーグループ1か所における修理費を示したものです。
・表1
注目すべきは、チャンスの修理費は家4軒ずつ(家8軒または家12軒)とホテルが同じ額ですが、共同基金の修理費は家4軒ずつのほうがホテルよりも高いということです。
しかし、家4軒のほうが修理費が高いからといって常にホテルにするのは微妙なところです。
表2のように家4軒からホテルにしたときに減らすことのできる費用とホテル建設にかかる費用を計算するとホテルを建設した方が費用が高くなり、結果的に家4軒ずつでいた方が支払いの額を少なくできるということになります。
このことから、修理費対策として家をホテルにすることは短期的には有効ではありません。
ただし、ホテルにすることはレンタル料の増加につながるため、わずかな費用の差であるダークパープル、ライトブルーなどは家止め目的がなければホテルにすべきでしょう。
※なお、対策としては奇策の部類に入りますが、ホテルを含んだ状態で家止めが成立している場合や、数か所にわたって家やホテルを建てていて修理費が不安な場合は思い切って家やホテルを売却する方法もあります。
特にダークパープルは家の軒数によってはレンタル料よりも修理費のほうが高くつく場合があるので、家やホテル(あるいは権利書そのものを)売却してその現金で他のカラーグループに増築してもよいでしょう。