モノポリーの禁止事項と対策

モノポリーにはいくつかの禁止事項があります。主な禁止事項を挙げます。


1.レンタル料の免除や割引の禁止

2.現金・権利書の無償譲渡や貸し借り

3.売買した権利書をその場で異なる価格で売買する

4.抵当に入っていない権利書の抵当価格以下での買い取り

5.釈放券の50ドル以上での買取の禁止

6.未来交渉(○○を売ってくれたら後で○○を買うなど)

7.紙幣や権利書を相手の見えない場所に置く


これらが禁止事項ですが、逆にいえばこれらに当てはまらない行為はルール上問題ありません。
以下に対策をまとめました。なお、交渉時の状態は仮破産していないときのものです。


1−1.AがBに500ドルのレンタル料の支払いをすることになりましたが、AがボードウォークをBに売ることで500ドルの支払いと相殺しました。


1−2.AがBに500ドルのレンタル料の支払いをすることになりましたが、Aが地中海通りをBに300ドルで売ることで現金の支払いを200ドルにしました。


2.AがBに500ドルのレンタル料の支払いをすることになりましたが、Aがボードウォークを、Bが電力・水道を売ることで、500ドルの支払いと相殺しました。

・例
A ボードウォーク(500ドル相当)― 電力・水道  B

相殺後の状況
A 電力・水道
B ボードウォーク

AはBに対してボードウォークを売却することで、500ドルの負債の返済と電力・水道の購入を同時に行ったことになります。


3.AがBに500ドルのレンタル料の支払いをすることになりましたが、AがボードウォークをBに売ることで500ドルの支払いと相殺しました。
次のBの番、Aに300ドルのレンタル料の支払いをすることになりましたが、BがボードウォークをAに売ることで300ドルの支払いと相殺しました。


4.抵当に入ってさえいれば、裏になっている地中海通りに2000ドル相当の価格を付けることも不可能ではありません。ただし、実行するかどうかは本人のモラル次第です。


5.1ドルで釈放券を売ることも可能です。


6.未来交渉はプレイヤー同士の交渉における場合のみ禁止です。第三者の交渉の可能性を示唆することは問題ないです。
例 A:「これを買えばCさんが交渉に応じてくれるかもしれませんよ」

BはAの言葉を信用するかしないかは自由です。仮にBが買ってCが交渉に応じなかったとしてもAに非はありません。


7.紙幣を手に握ることは認められています。


※なお、モノポリーにおいてはブラフは禁止されていません。
例えば、現金の額を尋ねられた場合、本来は答える必要はありませんが、ほとんどないと答えてもいいし、たくさんあると答えても構いません。
家が何軒建つかと尋ねられた場合などでも同様です。
しかし、ブラフで引っ掛けたプレーヤーに目の敵にされることを覚悟しておかなければなりませんし、さらに周囲のプレーヤーの印象も悪くなるので、ブラフの使用は控えるのが望ましいです。

交渉におけるブラフへの対抗策としては○ドル残し 参照:モノポリー用語(交渉編)が効果的です。