「モノポリー for Nintendo Switch」の動画を見た感想など(11・19追記)

アメリカなどでは10月31日に「MONOPOLY for Nintendo Switch」が発売されました。
youtubeなどではすでにプレイ動画が何本かアップロードされています。

 

 

 

 これらの動画を見た私の評価はこのゲームは「何としてでも対人・COM問わずモノポリーのようなものがしたい人」以外にはおすすめできないというものです。

 

最大の理由としてはモノポリーのゲーム性を左右する「任意のタイミングで交渉や家の建設が不可能」をはじめとする重大な問題が存在することことです。


スピードダイスなどの特殊ルールは選択しなければ問題ありませんが、任意のタイミングで交渉や家の建設ができないというのはせっかく高額のレンタル料を得てもすぐに増築できないというモノポリーのゲーム性の根幹に関わる問題です。
この問題はEA社が発売したWii版でもすでに指摘されており、今後の作品で改善されるかと思われていましたが残念な結果となりました。

 

・追記

①競売のシステムにも重大な問題があり、金額を提示する時点で同額の現金を用意しなければならない仕様になっており(自分の金額を提示する番で抵当で現金の調達をすることは可能です)、通常のルールのように落札してから権利書を抵当に入れたり家を売ったりすることはできません(現金がない場合は金額提示自体ができません)。このような仕様は過去の作品でもありませんでした。

②対COM戦(難易度:むずかしい)において、COMがレンタル料の支払いによって現金不足に陥ったものの権利書を抵当に入れれば支払いが完了できたにも関わらず自ら破産を選択するということがありました。これは破産を回避する手段が存在する場合には自ら破産を終了することはできないというルールから逸脱しており重大な問題です。