※今回の解説範囲はゲーム終了までです。
(解説) ※カッコ内の数字は動画の経過時間です。
(34:39)土井田さんがチャンスの支払いで仮破産です。
飛松さんが土井田さんの抵当のライトブルーを買い取ることで支払いを済ませました。
(36:20)飛松さんが10を出して水車に止まり100の支払いです。
負債の支払いで帆船を抵当に入れたことにより抵当に入っていない乗り物は牛車1枚となりましたが、直後にせんべい作戦で柴田さんを狙います。
(36:56)髙見さんがGOを通過して200を受け取るものの、チャンスカードで修理費を引いたため増築することはできませんでした。
(37:57)土井田さんがイエローに止まり破産です。
これにより柴田さんは追加経営先となるライトパープルとオレンジを手に入れました。
(38:40)飛松さんがGOを通過し、乗り物の牛車と帆船の抵当を解除しました。
(39:20)柴田さんがオレンジに家8軒(3-3-2)を建設しました。
飛松さんの位置(2マス目)からは遠いですが、ゾロ目で来る可能性も考慮したものと思われます。
現金資産は十分に残っており、修理費の心配はなく、次の乗り物2倍の出費にも耐えられますので無茶をしているわけではありません。
(40:11)柴田さんがオレンジに家を1軒増築しました。(3-3-3)
直前に髙見さんが刑務所に入っているので出所を見越した増築です。9マス目の位置に増築ですのでゾロ目による出所の狙い目とはなりませんが、まだチャンスの「3マス戻る」がまだ出ていませんので、12を出してチャンスに止まり、そこで「3マス戻る」を引いて止まる可能性もないわけではありません。
(40:27)飛松さんがイエローに止まり破産です。
柴田さんと髙見さんとの一騎打ちになりました。
(41:42)髙見さんがオレンジに止まり、大勢が決しました。
(43:42)柴田さんがライトパープルに家を9軒建設して髙見さんを詰みにかかります。
しかし、これは行灯でかわされてしまいます。
(44:44)髙見さんがイエローに止まり破産です。
これにより、柴田さんのモノポリー勝ちとなりました。
(クリックすると拡大します。なお、飛松さんと柴田さんの現金の推移には一部不明なところがあるため推測となっています。)
●ゲーム全体のまとめ
序盤でひとまず4人4色の状態になりましたが、すぐには動かず、重要な地点であるオレンジが売り切れて場が動きました。
こういった場合は一度交渉が始まると数巡のうちに全員が独占して家を建てるという展開になります。
今回はオレンジ・レッド・イエロー・ダークブルーと立て続けに揃っていきましたが、いずれも攻撃力の高いカラーグループであり、相手が止まれば一気に優位になりますが、相手が止まらなければ一転して自分がピンチになるという状況のため、その交渉条件はハイリスクハイリターンなものとなりました。
土井田さんがオレンジで先手を打ったところに髙見さんがレッド・飛松さんがイエローで対抗します。
ただ、レッドもイエローも対抗するタイミングが若干早く、建て急いだ感があります。
一方、柴田さんはうまく立ち回り、ダークブルー・乗り物2枚と現金を受け取ることで、どう転んでも対応できる体勢を整えることができました。
今回の勝負の分かれ目となったのはやはり柴田さんのダークブルーからイエローへの経営転換でしょう。
客2人という絶好のタイミングで家9軒という強力な布陣を敷き、見事ライバルを一網打尽にしました。
イエローの威力は強く、他の3人で対抗しようにも失った資産は大きすぎました。
●各プレーヤーの寸評
・土井田さん
オレンジ独占に充分形での家の建設とすべきことは全てできていたのですが、レッドとイエローの包囲は厳しいものがありました。
レッドとイエローに家が建ってからはまさに一手違いの局面で、12巡目に髙見さんがオレンジの家3軒に止まっていれば土井田さんの勝機はあったでしょう。
・飛松さん
イエロー全力6軒は互いにぎりぎりの条件でしたが、揃えるのに若干急ぎすぎたところがあったと思います。
駕籠に止まったのは不運といえますが、想定できる事態だったのではないのでしょうか。
・柴田さん
今回の対局の交渉で最も利益を上げることができたプレーヤーでした。
レッドの経営に向かわず3者間での叩き合いを狙い、経営に失敗したイエローとの交換で一気に攻めきりました。
・髙見さん
レッドを手に入れる交渉は自分が相当なリスクを背負う条件だったので、自分の立場を主張して条件を詰めてもよかったのではないでしょうか。
あの状況でオレンジに止まればレッドに家を建てる算段が崩れることになるので、全力でレッドを経営するにしても乗り物4枚は持たせてもらわないと割りに合わなかったと思います。