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2013年のモノポリー会長杯を解説してみる(3) 

局面解説 大会

 

 



 

※今回の解説範囲は14巡目終了時(25分32秒~34分34秒)までです。

 

(解説) ※カッコ内の数字は動画の経過時間です。

 

(25:53)レッドの8マス手前(約27%)にいる土井田さんが4(ゾロ目)で近づくものの、次は駐車場に止まりました。

 

(25:59)飛松さんが7を出して柴田さんのダークブルーの東京(家2軒)に止まり、600の支払いです。

家を全て売り、イエロー2枚を抵当に入れれば支払える額ですが、ここは柴田さんとの交渉で再起を図る道を選びました。

 

(28:38)交渉の結果、飛松さんは乗り物4枚(うち抵当2枚)と抵当のダークブルー、柴田さんはイエローと現金という条件でまとまりました。

なお、柴田さんは飛松さんに権利書を渡す前に乗り物4枚のうち2枚とダークブルーを抵当に入れてから渡しているため、この分の575が手元にあります。

 

柴田さんとしては確率の低いダークブルーの経営を拡大するよりも、いま2人の客がいるイエローで勝負した方が有利と判断したのだと思われます。

一方、飛松さんとしても乗り物とダークブルーがあるため、まだ巻き返すチャンスはあります。

 

(30:36)柴田さんがイエローに家を9軒建てました。客は3マス手前(約28%)に髙見さん、6マス手前(41%)に土井田さんがいます。

 

どちらが止まっても相手に致命傷を与える絶好のタイミングですが、大変なことに家を建てたのが自分の振り番前でした。

柴田さんは刑務所に入っているため、ゾロ目が出ない限りは刑務所から出ることはありませんが、万が一、次でゾロ目で6や8を出してオレンジに止まった場合(約6%)、せっかく建てた家が最大で4軒減るという事態となってしまいます。

 

家の建設が終わった後の盤面は以下の通りです。

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(30:56)柴田さんの出目は9で最悪の事態は回避されました。

柴田さんは肝を冷やした一投であったことに違いないでしょう。

 

(31:08)髙見さんが3を出して屋島(26マス目)に止まり、800の支払いです。

 

レッドの家を全て売却し、全て抵当に入れれば支払える状況ですが、柴田さんは不足分を端切れの権利書で受け取ることでレッドの家を4軒残させる(1-1-2)選択をしました。

なぜこのような選択をしたかというと、ここでレッドの家を全て売却・抵当に入れさせてしまうと現金は手に入りますが、次の振り番である土井田さん(駐車場:20マス目)がレッドに止まっても支払いをしなくて済むからです。

 

このため、レッドの家を4軒残すことで、3を出せば90、4を出せば300の支払いをさせることができます。

イエローに止まる確率は約28%ですが、レッドの家を残すことでいずれかのカラーグループに止まる確率は約56%に上がりました。

柴田さんのこの選択は実に見事なものでした。

 

 

(32:22)土井田さんは2・10・11・12の出目以外はどれを出しても家を2軒以上売らなければならないという厳しい状況です。

土井田さんの出目は7。鞍馬山(27マス目)に止まり、800の支払いで仮破産です。

オレンジの家は全て売却、権利書は全て抵当です。

飛松さんが抵当の桂浜(ブラウン)を買い取ることで不足分を支払いました。

 

これにより柴田さんの1強体制となり、後は残りの3人がどこまで立ち向かえるかという状況になりました。

 

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(クリックすると拡大します。なお、飛松さんと柴田さんの現金の推移には一部不明なところがあるため推測となっています。)

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