※今回の解説範囲は12巡目終了時(12分35秒~25分32秒)までです。
(解説) ※カッコ内の数字は動画の経過時間です。
(13:23)乗り物が売り切れました。この乗り物はカラーグループを揃える交渉のときに役に立ちます。
(13:48)土井田さんの振り番の前で交渉です。
交渉するのは飛松さんと柴田さんです。
飛松さんがレッド2枚にイエロー・グリーン・ダークブルー・乗り物が各1枚、柴田さんはライトブルー・ライトパープル・レッド・グリーンが各1枚、イエロー・乗り物が各2枚です。
駒位置は飛松さんがレッド、柴田さんが駕籠(25マス目)、次の振り番である土井田さんはライトブルー、髙見さんは刑務所見学です。
駒位置的に見て飛松さんがイエロー、柴田さんがレッドを経営するのが自然でしょう。
ただ、そのままでは両者が現金の少ない状態で揃える形となってしまうため、揃えるにしても一方が現金をもらい、もう一方が価値のある権利書をもらうという条件になるでしょう。
また、現金を多く持つ髙見さんとの交渉も必要となるため、最終的には全員がカラーグループを揃えることになりそうです。
(18:48)5分に渡る長い交渉の末、飛松さんがイエロー2枚と現金、柴田さんがレッド2枚・ダークブルー1枚・乗り物1枚という条件でまとまりました。
飛松さんに渡された正確な現金の額は分かりませんが、おそらくイエロー全力6軒条件で400が渡されたものと思われます。
(19:40)飛松さんがイエローに家5軒を建設しました。建て方は2-2-1で、2~3巡先での土井田さんと髙見さん狙いになります。
個人的には2-1-2や1-2-2の形にして柴田さんに対してもプレッシャーをかけてもよかったかもしれません。
これと同時に柴田さんと髙見さんの間で交渉が開始されました。
柴田さんが先ほど揃えたレッドを出して髙見さんからダークブルーや乗り物などの権利書を手に入れようとしています。
駒位置は柴田さんが駕籠(25マス目)、髙見さんは刑務所見学、次の振り番である土井田さんはライトブルー、飛松さんがレッドです。
髙見さんはオレンジを抜けてからレッドで勝負ということになりそうです。
柴田さんとしてはダークブルーと乗り物で地盤を確保しつつ、髙見さんにレッドを経営させることによって3者での叩き合いを狙ったものと考えられます。
誰かが経営に失敗したところでそのカラーグループに乗り換えても十分に対抗できます。
(21:37)
交渉の結果、柴田さんがライトブルー1枚・公共2枚・ダークブルー1枚・乗り物1枚と500、髙見さんがレッド3枚にライトパープル1枚と抵当のグリーン1枚という条件でまとまりました。
交渉で動いた総額を額面で換算すると1450と970、柴田さんはダークブルー(全力4~5軒)と乗り物・公共を独占、髙見さんはレッドの家全力7軒条件なので髙見さんがかなり譲歩した形となります。
髙見さんのレッドの経営はハイリスクではあるものの、それに見合ったリターンがあるとは言いにくいです。
髙見さんはオレンジの手前で現金は全力7軒分という厳しい条件、次でオレンジに止まると経営が立ち行かなくなる可能性が高くなります。
振り番はオレンジを持つ土井田さんですが、レッドまでは12マスあり、ゾロ目が出ればようやく止まる可能性もあるという状況のため、攻勢に出るタイミングとは言い切れません。
ここで全力で家を建ててしまうのは分が悪すぎる賭けであり、かといって家を1軒ずつというような建て方は得られる利益も期待できませんし、経営に失敗して柴田さんと再度交渉するようなときのことを考えるとこれは余計な出費になります。
なお、土井田さんは全部で300ほど現金があるため、レッドの家2軒では土井田さんの家を崩すことができず、次で髙見さんもオレンジ2軒に止まってしまういわゆる痛み分けになることも考えられます。
また、土井田さんが支払いなく振り番を終えた後は全力で攻めてくるのは確実で、髙見さんは目の前に家3軒オールという状態で振り番を迎えることになります。
このため、髙見さん側から見ればこの交渉は土井田さんの振り番の後でもよかったかもしれません。
一方、柴田さんとしては前述の通り叩き合いになれば自分が乗り換えるチャンスも出てきますし、そのままダークブルーで誰かを叩いてそのまま乗り換えということもできます。
ここで交渉が成立しなくても一応打つ手はありますが、考えられる大きな支払いの前に髙見さんから現金を引き出しておくことが重要でした。
(22:05)飛松さんがイエローに家を1軒増築し2軒オールとしました。
ただ、土井田さんから見てイエローはかなり離れていますので、土井田さん狙いではなく柴田さん狙いかもしれませんが、この増築は疑問です。
この状態で乗り物(4マス先:駕籠、14マス先:帆船)に止まった場合は家を2軒売らなければならず、建てる前より家を減らすことになります。
家5軒を建設した時に私が述べたように先に2-1-2、あるいは1-2-2の形にしていれば、無理を押して増築をしなくて済んだでしょう。
(22:22)髙見さんがレッドに家を3軒建設しました。
家3軒というのは次に増築されるであろうオレンジの3軒目に耐えられる額は残しておこうという考えでしょうが、中途半端の感が否めません。
家1軒ではもし土井田さんがレッドに止まってもオレンジ全力2軒の残金があるので、いまだ分の悪い状況のままということには変わりないでしょう。
(22:35)柴田さんがダークブルーの東京に家を1軒建設しました。
各プレーヤーからはかなり離れていますが、チャンスの「東京へ進む」を考慮しての家の建設です。
交渉と家の建設が終わった後の盤面は以下の通りです。
(22:42)土井田さんの出目は4、ライトパープルの伊達(13マス目)です。
レッドまでは8マス、イエローまでは13マスあります。
ここで土井田さんがオレンジに家3軒を増築し3軒オールにします。
(23:08)飛松さんの出目はゾロ目の4(約8%)、4が出ることはあまり想定していなかったかもしれませんが、駕籠(25マス目)で200の支払いです。
ここは家2軒を売却し1-1-2の形となりました。
この後の展開次第ではイエローに見切りをつけることも必要になるかもしれません。
(24:19)柴田さんが刑務所へ行けのマスに止まりました。
オレンジがあるので必ずしも安全とはいえませんが、ダークブルーの5マス手前(約27%)には飛松さんがいるため、家2軒を増築しました。
(24:55)髙見さんがオレンジに止まる確率は約39%でしたが、ここは何とかかわすことができました。
オレンジを越えたので反撃に転じます。家を4軒増築し3-2-2の形とします。
(クリックすると拡大します。なお、飛松さんと柴田さんの現金の推移には一部不明なところがあるため推測となっています。)