2013年のモノポリー会長杯を解説してみる(1)

2013年のモノポリー会長杯決勝戦を解説します。

 

ルールは4人卓、制限時間は90分、権利書2枚事前無償配布制(誰かがGOマスに止まった時点で交渉解禁)、抵当の権利所移動時の手数料なしです。

使用するボードはNHK大河ドラマ50のご当地版です。

 

決勝進出者はスタート順に土井田勉さん、飛松弦さん、柴田勇誠さん、髙見大地さんの4名です。

 

 

※通常のモノポリーと権利書の名前が異なりますので、わかりにくい場合はこちらを参考にしてください。

 

大河ドラマ50のご当地版(権利書)

http://taiga50monopoly.jp/whats.html

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秋田経済新聞(ボードの画像)

http://akita.keizai.biz/photoflash/828/

 



※今回の解説範囲は10巡目終了時(12分35秒)までです。

 

(解説) ※カッコ内の数字は動画の経過時間です。

開始時の権利書は以下の画像の通りです。

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今回はどの色の権利書もバラバラに配られていますが、特に使いづらい色の権利書は出ていません。

 

各プレーヤーは飛松さん以外順調に権利書を購入しています。

(3:26)早くもイエローが売り切れました。

これは交渉が解禁され次第まとまる可能性があります。

(3:53、4:30)土井田さん、柴田さんがグリーンを購入しています。

今回は権利書無償配布制で手持ち現金にも余裕があるためグリーンは買いやすくなっています。

 

(4:58)土井田さんが2回目の所得税です。これは少なくない出費です。

 

(5:54)レッドが売り切れました。レッド・イエローはいずれも2者間(レッド:飛松-柴田、イエロー:土井田-柴田)でツーペーの形となっています。

柴田さんはレッドとイエローの2種類を持っているため交渉相手を選べる状態です。

現状でも交渉は可能ですが、3人3色のような状態になれば一気に交渉が進むでしょう。

 

(6:22)ライトパープルが売り切れました。3人でこの1色を持ち合う形ですが、これで髙見さんが交渉の糸口を掴みました。

 

(7:32)髙見さんが行灯を購入し公共を自力独占です。

 

(8:52)土井田さんが2枚目のダークブルー(東京)を購入し、4人4色の状態となりました。

ここまで交渉が1度もありませんでしたが、これにより一触即発の展開が避けられなくなってきました。

 

(9:06)飛松さんが3枚目のオレンジを購入しました。

これにより、各プレーヤーがカラーグループを揃えていく交渉が開始されます。

状況は以下の通りです。

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(9:20)まず最初の交渉は飛松さんと土井田さんです。

飛松さんはオレンジとレッドを2枚、土井田さんは6色の権利書を持っています。

駒位置は飛松さんがオレンジ、土井田さんがダークブルーです。また、オレンジの4マス手前には次の振り番である柴田さんの駒があります。

手持ち現金と所有権利書から見てもどちらもオレンジを経営できる状況です。

 

(10:40)交渉の結果、飛松さんがグリーンの平泉・イエローの赤坂・ダークブルーの東京の3枚の権利書、土井田さんがオレンジ2枚+350の全力家6軒という条件でまとまりました。

土井田さんはそのままオレンジに家を6軒建てて勝負に出ます。

 

柴田さんがオレンジに止まる確率は約39%です。

オレンジに止まれば家3軒目の増築が可能ですが、まだレッド、イエロー、ダークブルーのカラーグループの交渉が控えており、決して安心はできません。

 

(11:26)柴田さんがオレンジの醍醐(家2軒)に止まり200の支払いです。

これで土井田さんは家3軒目の増築も可能となりました。

 

(11:48)髙見さんがGO通過と共同基金の200で計400を手に入れました。

手持ち現金は1500を超えており、資金面では余裕があります。

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(クリックすると拡大します)

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