※今回の解説範囲は15巡目終了時(34分20秒)までです。
(19:15)山本さんがライトパープルを自力独占しました。これで局面が大きく変わりました。
山本さんが現金を多く持っている末村さんにライトパープル3枚を売る提案をしますが、末村さんは全力9軒残しを主張し決裂します。
仮に末村さんが権利書3枚を出してライトパープルを揃えたとしても、位置はオレンジの手前のため、オレンジ・レッド・イエローのいずれかで対抗されると厳しくなります。
次に山本さんは今井さんにライトパープル3枚を出す提案をしますが、交渉は成立しませんでした。
結局、山本さんがライトパープルに家を4軒建て、次の末村さんの手番後に2軒増築しました。
なお、山本さんは自力独占とはいえ全力で家7軒という微妙な状況のため、今井さんと末村さんとしてはこのライトパープルをブラウンの対抗とすべきか、逆にこれを脅威であるとして石原さんも加えた対ライトパープルの包囲網を敷くかという判断を求められています。
状況を確認すると所得税や物品税の支払いが相次いだことで場の現金が減少しており、一度の大きな支払いで最低限必要な家の軒数を建てられなくなる可能性もあります。
ホテルのブラウンは止まる確率が低い上にこれ以上成長しませんが、ライトパープルは家3軒以降は相当危険になりますので、私としてはここはひとまず権利書を3者で揃えライトパープルが伸びる前に叩く方が得策ではないかと思いました。
(23:40)末村さんが山本さんの抵当に入った乗り物1枚を230で購入しました。
山本さんはその現金でライトパープルに1軒増築しました。
この交渉が全体に与えた影響についてはすでにこちら(http://www39.atwiki.jp/monopolog/pages/54.html)で詳しく述べられていますので、
私は他に手段がなかったかを検討したいと思います。
駒位置や資産状況を考えると、イエロー・ダークブルー・乗り物3枚+その他権利書を三者で揃えるプランが現実的だと思われます。
権利書を持つとすれば、今井さんがダークブルー、すでにブラウンを持っている石原さんが乗り物3枚+端切れ、現金を持っている末村さんがイエローという形が現実的でしょう。
このプランのメリットとしてはそれぞれの駒位置が比較的よいこと、交渉の調整がつきやすいこと、3人全員が山本さんに対抗できる手段を持てるということです。
ダークブルー3~4軒、ブラウン・乗り物3枚+公共、イエロー5~6軒の形は包囲される側としてはかなり厄介なものです。
(25:05)山本さんがさらにライトパープルに1軒増築しました。手前には今井さんがいます。
(26:50)今井さんの振り番の前ですが、石原さんが末村さんに乗り物2枚を出し、現金200とライトブルー・グリーンを受け取りました。
この石原さんの交渉ですが、三者の共闘体制から自ら外れる形となることやダークブルーの動く余地を否定することから、ライトパープルの手前にいる今井さんの振り番を見てからでも遅くはなかったのではないでしょうか。
仮に今井さんがライトパープルに止まったとすると最大450が山本さんに渡るため、その後今井さんがイエロー、末村さんが乗り物を揃える交渉をしてもイエローの家4軒~5軒では家を崩すことができません。
また、乗り物3枚にして今井さんからすぐにレンタル料を取ったとしても、「同じ財布」の状態ですので特に意味はありません。
末村さんは乗り物を買い揃えていくという方針をとった手前、引くに引けなくなったのでしょうが、乗り物4枚ではなくイエロー経営も可能だったと思います。
(27:05)今井さんがライトパープルの家3軒に止まり山本さんに450の支払いです。
今井さんは現金での支払いができないため権利書を抵当に入れようとしますが、山本さんが抵当のオレンジ2枚を渡す代わりに抵当のグリーン1枚と400という条件を提案します。
このように支払いの機会であるにも関わらず、権利書の売買に持ち込む方法は山本さんの得意とする方法です。
こういった山本さんの交渉のテクニックについては参考になる部分がありますので別の機会に紹介したいと思います。
この交渉は今井さん側から見ると現金に加えて抵当のグリーンの権利書を出すことで資産を切り崩すことになりますが、オレンジが独占できるというメリットがあります。
しかし、オレンジを揃えても全力4軒であり、何軒建つかは末村さんとの交渉次第ですが、客が実質0のため、この時点ではオレンジをやる理由がありません。
今井さんは提案を断り、権利書2枚を抵当に入れて支払いを済ませました。
(31:35)今井さんが末村さんと交渉を行い、自らが全力イエロー5軒の条件で末村さんに4枚目の乗り物と公共、端切れの権利書を2枚を渡しました。
1回のレンタル料だけでは山本さんの家を崩すことはできませんが、レンタル料とGOで家を増やしていくことができればまだ逆転の可能性はあります。
(32:30)山本さんが乗り物のハイカラさんに止まりますが、現金資産は抵当に入れていない分を含めて400近く残っています。
ここで山本さんが石原さんに3枚目のライトブルーとグリーン・ダークブルー各1枚を交換する提案を行い、交渉成立します。
この交渉は石原さんにライトブルーを揃えさせたというよりは、山本さんが実質150の現金を手に入れたうえにダークブルーの揃う可能性を消すという、いわば分断作戦でした。
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