「それゆけ!マル廃ゲーマーズ」はシンガーソングライターの谷山浩子さんが雑誌に書いたエッセイを書籍化したものです。
表紙は中野豪さんによるものです。モノポリーのようなボードが描かれています。
内容は創作ゲームからテレビゲームに至るまで14のゲームについて書かれたものですが、その一番最初の項目にモノポリーがあります。
この本によると谷山さんはファンクラブの会報用に「谷山浩子モノポリー」を作ったこともあるそうです。
なお、このモノポリーですが、権利書の名前は歌詞に登場するフレーズ、チャンスカードは歌にちなんだ内容、刑務所は「奈落の底」、お金の単位はNy(ニャン)で、谷山さんいわく「知らないヒトにはサッパリわからないゲームになってしまった。」とのことです。
また、同書の別のゲームの項目ではモノポリー世界チャンピオンの百田郁夫さんが対戦相手の1人として参加しています。
最後に、いろいろなゲームを遊んだことのある谷山さんらしい一文を二つ引用したいと思います。
・勝負に慣れていない人間にとって、能力によって勝負の決まるゲームというのは、なかなかにおそろしいものなのである。
・モノポリーは、ゲームの中でも「敵の顔が見える度」が高いゲームだ。会話でゲームを進めるので、実生活と混同しやすいためかもしれない。