ライトノベル『涼宮ハルヒの退屈』の「孤島症候群」にモノポリーが書かれている場面があります。
(引用)
「やあどうも。期末テストはどうでしたか?」
古泉がテーブルに広げたモノポリーのルーレットを回しながら訊かなくてもいいことを訊いてきた。
おかげで俺は再び月の裏へとワープしかけ、衛星軌道でなんとか意識を静止した。お前はそこで一人モノポリーでもおとなしくやっていればいいんだ。
(引用終了)
モノポリーはルーレットではなくサイコロ2個を使って遊ぶものですので、これは作者のミスなのでしょうが、実は第二次世界大戦中に作られたモノポリーのセットにはサイコロの代わりとしてルーレットが使用されていたことがありました。
その理由は戦時中において金属は戦略物資であり、おもちゃの部品においても金属を使わないことが求められていたからです。
このため、モノポリーの駒は紙製に、サイコロは段ボール製のルーレットになりました。
・紙製のモノポリーの駒
木の台座に紙を挟んで駒にします。
・段ボール製のルーレット
大きな数字が1つ目のサイコロ、小さな数字が2個目のサイコロの代わりとなります。
同じ数字のところに止まればゾロ目となります。
参照:オーストラリア版モノポリー
http://monopoly.cdbpdx.com/AUS_WWII/ (英語)
ちなみに、ルーレット以外ではエポック社が発売したモノポリーにダイスマシンが付属しており、ボタンを押してサイコロの出目が描かれたリールを回転させることで出目を決めるものでした。
関連リンク:エポック社 モノポリーボード (モノポリー獣道)
http://blogs.yahoo.co.jp/monopoly_maniax/30578393.html
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