●売買
公共会社と同じく追加投資なしで収益が得られますが、公共会社との大きな違いは収益が固定しているということです。
鉄道が確率的にも収益的にも期待できるのは3枚目保有以降であり、それまでは少額のレンタル料を得るカラーグループと大差ありません。
・鉄道の買い独占狙いは悪手か
初期の状態から1枚目の鉄道を購入し、他3枚の権利書を現金のみで購入するというのはほぼ不可能ですし、すべきではありません。
その理由は2つあります。
1.投資費用がかかりすぎる割りに収入が少ない
よくあるのが鉄道を1枚持っている状態から、2枚目・3枚目を他のプレーヤーから現金で購入することです。
仮に2枚目の価格を350~450ドル、3枚目の価格を550~600ドルとすると、レンタル料を25ドルから100ドルに増やすために900~1050ドルという額を費やしています。
回収するには他のプレーヤーが10回は止まらなければなりません。
2.他のプレーヤーに多額の現金が渡る
鉄道の2枚目、3枚目を同じ相手から買った場合、1000ドル近い現金が相手に渡ることになります。
カラーグループの経営に乗り出すには十分な額です。
・鉄道を揃えるのは4枚出揃ってから
前述の通り権利書が売れるたびに相手から買っていては現金が足りません。
誰かが2枚揃えたところでその2枚を買うとコストを減らすことができます。
・基本的には相手から買わずに手に入れるべき
権利書の交換(または少額の現金つき)は手持ちの現金を大きく減らさずに鉄道を手に入れることができます。
また、仮破産の代価として鉄道をもらうと少ないコストで収入が増やせます。
●鉄道は買いか売りか
自力で2枚買ったといった状態であれば3枚目以降の取得も悪くないですが、他にカラーグループを独占していれば鉄道は売却して家の建設資金にあてるべきです。
カラーグループを持っていない場合は手持ちの鉄道と交換で独占を目指すべきです。
鉄道の経営に向かっていいのは全く有力な権利書がないという場合に限ります。
●牽制としての鉄道
鉄道を2枚揃えると50ドル、3枚揃えると100ドルですが、この額でも現金の少ないプレーヤーにとっては痛手となります。
特に家を建てたばかりのプレーヤーや仮破産しそうなプレーヤーに対して有効です。
例えばノーガード戦法をとろうとするプレーヤーに対抗するために鉄道を自分で揃えたり第三者に揃えさせたりすると、そのプレーヤーにとって鉄道は家が崩れる危険地帯となります。
鉄道を揃えるのが先だとノーガードのプレーヤーは(家の売却による損を避けるため)建てる家の数を1軒減らすかもしれません。
逆に家を建てるのが先だとノーガードのプレーヤーへの対抗(家を崩すチャンス)となります。