モノポリーにおける独占形態の分析

今回はモノポリーにおける独占形態についてまとめてみました。
独占形態には二つに分けると単独独占と複数による独占があります。


●単独独占

・自力独占
権利書を自力で2枚または3枚揃える独占です。
ほとんどの場合が1枚目または2枚目を持った状態から独占に必要な権利書を購入するパターンですが、プレーヤー間で2枚目の権利書を交換した状態から3枚目の自力を狙うというパターンもあります。
交渉を介さないという点では自分一人が有利な状態ですが、逆に言えば他の相手全員を敵に回すこともあり得る状態です。
追加で家を建設する場合や現金不足に陥った場合は二束三文で権利書を買い取られることを覚悟しないといけません。
また、イエロー、グリーンなどの高い権利書を自力独占しても、家を2〜4軒程度建てる程度の現金しか持っていない場合が多いので家の建設は状況を見極めることが重要です。


・購入独占
独占に必要な2枚目または3枚目の権利書を購入してできる独占です。
片方のみの独占となるので、相手にはそれに釣り合う多額の現金や権利書複数枚を渡すことになります。
購入したほうは相手に渡した現金や権利書を使って家の増築や第三者との交渉を進めることに留意しておきましょう。


・セット購入独占
独占状態の権利書を他のプレーヤーから購入することでできる独占です。
現金を持っているプレーヤーが経営に失敗したプレーヤーから購入するというケースがほとんどです。
ダークパープルのセットは転売用として用いられることもあります。


●複数による独占
・交換独占(双方独占)
権利書(+現金)の交換で2人が独占するという最も一般的な独占形態です。
利害が一致しているので駒位置の状況や現金の額の調整次第で成立する交渉です。
また、セット購入独占のように経営に失敗したプレーヤーの権利書のセットと手持ちのセットに現金をつけるなどして交換する経営転換といった方法もあります。


・三角独占
三人三色などと呼ばれる三人のプレーヤーが3箇所の権利書を持ち合いになっている状況から交渉することでできる3人による独占です。
利害の調整で割を食うプレーヤーが出る可能性があるので交渉がもつれることがあります。

・例1(典型的な三人三色)  ※記号は権利書
A  ○×△
B  ○×△
C  ○×△

・例2(交渉2回で3人が独占)
A  ○×△
B  ○○△
C  ××△