モノポリーにおける実戦とテレビゲームとの違い2

・家の崩し方について

例えば、例1のような状況で現金不足により家を1軒売却するとします。

例1
・家  3−3−2 (計8軒)

この際、テレビゲームでは例2のように家の売却と同時に家を移動させることができます。

例2
・家  2−2−3 (計7軒)

確かに家の総数は8軒から7軒に減りましたが、実際にはこのような形での家の移動はできません。

ルール上、例1の状態から家の売却を行う場合には1か所目か2か所目からしか売却する以外の行動はできません。
また、例2の状態にしたいのであれば、いったん家を売却(家 2−2−2のように)してから建て直さなければなりません。


・ホテルの崩し方について
ホテルは現金不足以外の理由でホテルから家に戻すことができません。
つまり意図的に家止めをしようと思ってライトブルーのホテル3軒を家12軒にする行為は認められていません。 

テレビゲームにおいては任意でホテルから家に戻すことができますが、実戦で行う場合は一度ホテルを全て売却してから家を建て直さなければなりません。


例1 ライトブルーのホテル3軒から家12軒に建て直す場合
①ライトブルーのホテル3軒売却 (売却益375ドル)
②ホテル3軒を売却して得た375ドルに手持ちの225ドルを加えて家12軒建設 (建設費600ドル)


ただし、ホテル1軒、家4軒ずつの場合はホテル1軒のみの売却が可能で、残りの8軒を配置し直すことが可能です。
こちらはゲームでは不可で、実戦では可能です。


例2 ライトブルーのホテル1軒、家4軒ずつから家12軒に建て直す場合
①ライトブルーのホテル1軒売却(売却益125ドル)
②残った家8軒を配置しなおす
③ホテル1軒を売却して得た125ドルに手持ちの75ドルを加えて家4軒建設 (建設費200ドル)