日本モノポリー協会の大会案内ページのトップに「モノポリーファンの皆様へ」というアナウンスが掲載されています。
これによりますと、2018年4月からはモノポリーの版権を保有しているハズブロが直接販売を担うことになったとのことです。
ハズブロが日本における販売元になるのは1990年代後半以来のこととなります。
スタンダード版以外のボードの制作についてはハズブロに直接打診できるようになることから制作の敷居は下がるのではないでしょうか。
今年の2月に「ハズブロジャパン合同会社」という会社が設立されていました。
国税庁法人番号公表サイト
http://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=4010003026938
ハズブロで連想するのは現在モノポリーの版権を保有している会社です。
ハズブロには1992年に買収した野村トーイの社名を変更したハズブロージャパンという社名の日本法人が存在し、日本におけるモノポリーの版権を保有していた時期もありましたが、1998年に経営不振により解散しています。
翌年の1999年には日本におけるモノポリーの版権がトミーに移っており、これ以降ハズブロは日本での企業活動を行っていなかったようです。
これと3月末のタカラトミーのモノポリー販売終了と合わせて考えると年内に何らかの動きがあると考えてよいのではないのでしょうか。
まだトップページなどでの公式な発表はされていませんが、タカラトミーがモノポリーの取り扱いを終了したようです。
上記のページに表示されている文章では、
>以下の商品シリーズに関しまして、当社での取扱いは2018年3月31日をもって終了いたしました。
と書かれており、その中にモノポリーが含まれています。
また、タカラトミーの公式ページからモノポリーの製品紹介への直接リンクが削除されています(検索サイト経由などでは表示可能です)。
これらのことから、1999年よりタカラトミー(旧トミー時代も含める)が保有していた日本におけるモノポリーの版権が別の会社に移動する可能性が出てきました。
スタンダード版のみならずご当地版モノポリーの販売にも関わってくる事柄ですので今後の動向に注目です。
2017年度モノポリー日本選手権全国大会出場者
※敬称略、カッコ内は独自調べの出場回数
●シード枠
昨年度全国大会上位(優勝) 縣智之(2)
世界選手権優勝(第8回)(永久シード) 百田郁夫(26)
世界選手権優勝(第11回)(永久シード) 岡田豊(20)
前回世界選手権決勝進出者 (2年間シード) 土井田勉(8)
第30回名人戦個人優勝 和気颯政(初)
第23回会長杯優勝 田中誠一(2)☆
●地区大会
北海道 小浅英明(2)
東北 佐藤隆(2)
関東 田中誠一(2) ☆
(全国大会未出場者枠) 宮永浩幸(初)
東海 鈴木健一郎(3)
(全国大会未出場者枠) 藤田祐介(初)
北陸 福田華(初)
近畿 橋本信善(3)
(全国大会未出場者枠) 岸恵美子(初)
九州 山本尚意(19)
○全国大会当日ミニ大会 植田幹浩(9)
金谷衛(12)
舘田晴仁(3)
(全国大会予選3回戦からのリザーブ枠) 高橋潤一(3)
石山諭(初)
●特別大会
大阪環状線版モノポリー1周年記念大会 中川勉(5)
○大阪環状線版モノポリーチャレンジカップ in 梅田ロフト
(7月22日) 天日香織(初)
(7月23日) 吉田督司(初)
○大阪環状線版モノポリーチャレンジカップ in 東急ハンズ江坂店
(8月19日) 関場智彦(7)
(8月20日) 舘田智(6)
新トークン記念大会 浜崎卓哉(初)
大阪湾モノポリー大会 紀伊水道ステージ優勝 福田勝仁(3)
阪神水道ステージ優勝 石井方宏(10)☆
総合優勝 石井方宏(10)☆
宮本広志(将棋棋士)
船戸陽子(女流棋士)
久保雅樹(指導棋士) 1999年と2000年の日本選手権全国大会に出場経験あり。1999年は4位。
※○はダイスでGO!による出場決定者、☆は重複
今年の出場者は特別招待枠を除くと28名、うち大会初出場者が9名です。
全国大会出場回数が10回を超えている出場者は3名(永久シード者除く)です。例年に比べると少ないです。
通算10回以上の全国大会出場者(永久シード者除く)は1名増え、計12人となりました。
特にありませんでした。
海外では今年後半にモノポリーの亜種である「イカサマ師」版が発売されることが決まったようです。売れるという確証が得られたのでしょうが、不正行為を推奨するルールは好きになれません。